REGENERATIVE

再生医療

骨造成 (骨が足りない方)

AUGMENTATION

インプラント治療には骨量が重要です

インプラント治療を行うためには、歯槽骨の十分な幅と厚みが必要です。当医院では、GBR法(骨再生誘導法)・サイナスリフト・ソケットリフトなどを行い、インプラントを埋入することが可能なので、是非お気軽にご相談ください。

骨が足りない場合の治療法

BONE TREATMENT

GBR法(骨再生療法)

骨が不足している部分に、膜を覆うことで骨を作るスペースを確保し、その中に骨のもとになるものを詰めて、骨の再生を促す治療法です。歯槽骨が不足している部分に、粉砕した自家骨や骨補填材を入れ、その上にメンブレンという人工膜をかぶせることで、骨の再生が促進されます。メンブレンには吸収性のものと非吸収性のものがあり、骨欠損の小さい場合は、吸収性のものを使い、骨欠損の大きい場合は、非吸収性のものを使用します。個人差がありますが、約4~6ヶ月で歯槽骨が再生されインプラントが安定します。

リスク・副作用

  • 骨造成治療は外科手術が必要となります。
  • 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合一時的なもので、1週間ほどで治ります。
  • 手術後、出血や合併症などを引き起こす可能性があります。
  • 普段日常的に服薬しているお薬等も治療に影響する事があります。
  • 口腔内の衛生状態の悪い方、顎の骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、骨造成治療がすぐにできない事があります。
  • 治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。

サイナスリフト

歯槽骨が4mm以下の場合には、ソケットリフトで対応することが出ないため、サイナスリフトで対応します。サイナスリフトは、上顎洞の横の骨に穴を開け、移植骨や骨補填材の注入を行うので、手術の侵襲が大きく治療期間が長いのですが、ソケットリフトと比較し骨を多く増やすことができます。

リスク・副作用

  • 骨の状態により、施術できない場合があります。
  • 対応範囲が広く切開を伴うため、手術後、痛みや腫れ、内出血が現れることがありますが、ほとんどの場合一時的なもので、1週間ほどで治ります。
  • 手術範囲が大きいために、ソケットリフトよりも術後の腫れや痛みが重くなる可能性があります。
  • 歯茎の側面に穴を開けて人工骨を入れるので傷口が大きくなるため、回復に時間がかかります。

ソケットリフト

ソケットリフトは、上顎洞に移植骨や骨補填材を注入し、上顎洞の底部分に新たな骨を造り、歯槽骨の厚みを増す治療法です。治療法は、インプラントを埋入する部分(歯槽頂)から押し上げ、移植骨や骨補填材を注入するので、傷口が小さくて済み、術後の腫れもほとんどありませんが、この手法の場合骨を増やす量に限界があります。

リスク・副作用

  • 手術後に腫れや痛みがありますが、鎮痛剤が処方されます。

  • 骨の状態により、施術できない場合があります。ある程度骨の量がないと実施できません。
  • ソケットリフトの手術は盲目的な環境で行わなければならないので、上顎洞の粘膜の状態が確認しにくく、手術を直視可能なサイナスリフトに比べて事故が起こりやすくなります。
  • 手術後、出血や合併症などを引き起こす可能性があります。
  • 上顎洞は鼻に通じる空洞なので、炎症が見られる場合、術後に鼻血が出ることがあります。